城ヶ崎で相次いでトラブル発生、今一度ご注意を

2013年1月30日

城ヶ崎で相次いでトラブルが発生しています。城ヶ崎で登られる方は今一度ご注意を。以下 JFA のサイトより転載。

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去る1月3日、城ケ崎・シーサイド(犬おとし)エリアの登り返しで、グラウンドフォール事故が発生し、救急隊が出動する事態となりました。

JFAが得た情報では、被害者はベテランクライマーで、登り返しに苦労する経験の浅い仲間を補助するために1段登った中段でセルフビレイをセットしましたが、安全環付きのカラビナを使用していなかったために偶然それが外れ(あるいはクリップしそこなっていた可能性もある)、4~5m落下しグラウンドフォールしてしまいました。命には別条がありませんでしたが、腰椎骨折で退院まで3カ月を要する見込みとのことです。

この場所では、中段でロープをザックから出して準備しているケースが多く、渋滞と事故の要因にもなっています。対応策としては、登り返しの際には下の地面でロープを結びあい、そこからリードして懸垂下降点まで登り、フォローを確保する方法も考えられます。

また、この数日後、プールロックガーデン・エリア(大淀・小淀)にて、クライマーグループ数名と地元の釣り人とが口論となる事件があり、釣り人が伊東市の観光課に苦情を申し入れる事態となりました。救急隊も出動する重大事故の直後ということもあり、市側からJFAに連絡がありました。市側では何らかの対応をせざるをえない状況寸前になっているとのことです。

※ 口論になった原因など、事実関係を確認したいので事情がわかる方はJFA環境委員会(access@freeclimb.jp)まで連絡をお願いします。

城ケ崎は、今なお公に認められたエリアではなく、一歩間違うと「全面登攀禁止」になりかねないエリアであることをあらためて認識し、決して事故やトラブルを起こさぬように細心の注意をはらってください。現状でも、他のデリケートな岩場の事例に照らせば、登攀自粛にすべき状況であるといっても過言ではありません。他に行けるエリアがあるならば、当面の間は城ヶ崎でのクライミングを避けるようなことも考えていただきたいと思います。

(JFA環境委員会 13/01/30)

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 転載ここまで。

また、城ヶ崎で登る際の一般的な注意事項、今年のアストロドームへのアプローチ方法に関しても 、JFA のサイトに記載があるので、関連リンクを参照のこと。

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