鳳来
大岩純一・あき子、保科雅則などによるガンコ岩をはじめとする一連のものがおもなスタートで、その後JMCCの岡田秀一が烏帽子岩、鬼岩で精力的に活動、現在最も多く人を集める鬼岩の開拓はさらに木村伸介に受け継がれていく。ハイカラ岩に小山田大による多くの高難度ルートが生まれたのは記憶に新しい。
一時は危機的状況であった入山禁止問題も、現在のところ落ち着いている。しかし、多くの守らなければならないマナーがあることを忘れないでもらいたい。特に初めてこの岩場を訪れる場合は要注意である。
*注意=この岩場の利用に関しては、禁止も含め将来変化する可能性があります。利用の前にはJFA等の最新情報をご確認ください。
※2008年以降、鬼岩のがっかりエリアにストレッチャー(救急担架)を設置しています。
[鳳来のボルダーについて]
鳳来の岩はたいへん軟らかく、ボルダリングをする場合は以下の点を厳守
1.ホールドのクリーニングはナイロンブラシ以外は使用しない。
2.ホールドの位置を示すチョークマークは、立ち去る前にクリーニングする。ホールド自体についたチョークもできるだけクリーニングしてめだたないようにする。
乳岩峡駐車場の利用方法 〔アクセスマップ参照〕
一般の利用者もいるので、場所取り等はしない。鬼岩等の遠くのエリアに行き、駐車場帰着が日没後になる場合、車両がクライマーのものであることを判別させるために、運転席のサンバイザーにクイックドローをぶら下げる。(地元警察からの要望)
【駐車スペースの構成】
A:短時間駐車用の駐車場。
B:ゼブラゾーン(Uターン用スペース)
C:長時間駐車のために許可された駐車スペース。(クライマーだけでなく、ハイカー、釣り人、バーベキュー、水遊びの人たちの使用もあり)
【Cスペースの利用のしかた】
本来、長時間駐車する場合は小滝橋下を利用するのが原則。クライマーなどの便宜をはかって、川合区様より特別に下図Cスペースへの駐車も許可をいただいている為、その点をご理解のうえ、以下の点に留意して利用する。
*許可されたスペースは、ゼブラゾーンから黄色い看板(「クライマーの皆さんへお願い」)まで。ゼブラゾーンには駐車しない。
*斜めに整列駐車すれば、かなりの台数入ることが可能。先に駐車するかたから斜め整列駐車に協力をする。
*下図Cスペースが満杯のときは、小滝橋下の駐車スペースに駐車。乳岩峡周辺のその他の場所に路上駐車しない。
*連休時には行楽客などが多数訪れる。クライマーはなるべく小滝橋下を利用して、行楽客などのために駐車スペースを空けるように協力する。
*小滝橋下~乳岩峡は徒歩約20分。
鳳来湖より奥のエリア(栃ノ木沢方面)は、駐車スペースは大変少なく、林道周辺に2カ所(十数台程度)以外には駐車できない。駐車スペースが満杯になった場合、それ以上の駐車はできない。なお、岡崎市キャンプ場より奥も同市の所有地のため駐車禁止。
【その他】
*売店・トイレに飲料水はない。
*売店のおじさんがいるときは、ひと声、あいさつを(特にトイレを使わせてもらうときなど)
【立入禁止区域】
岡崎教育林内にある「影の大物」「小屋裏」エリアは立入禁止。当該区域の入山には、岡崎市条例の定める「シャクナゲの森」使用細則に従い、各自の判断・手続のもと行動。また、栃ノ木沢方面の「軍艦岩」「ウェーヴロック」などの岩場は、アプローチの山道が岡崎市教育林内を通過しているため、上記と同様の行動を。
【残置物】
残置物は自粛されていたが、地元からの要望で、ルールが変更となる可能性あり。最新の情報を確認のうえ、出かける。
鳳来の岩場を愛するクライマーの会
http://www.asahi-net.or.jp/~ix3h-nmr/より
この岩場の特徴
ボルダリング
リード
(ボルト)
地域 | 東海 | エリア | 愛知県 |
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区域 | 奥三河 | ||
100岩場N0. | 55 | ||
シーズン | 通年(真夏、真冬はエリアが限られる) | ||
岩質 | 凝灰岩 | 傾斜 | 100~130度 |
ルート数 | 約200本(禁止エリアを含む) | ||
駐車場GPS | - | ||
場所 | 愛知県新城市鳳来町 | ||
アクセス |
車利用が一般的。東京方面からは浜松西ICより国道257号で1時間。名古屋方面からは豊川ICより国道151号で50分。 電車の場合、JR飯田線三河川合駅より乳岩駐車場まで徒歩20分。 |
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アクセスマップ |
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宿泊・ キャンプ地など |
できるだけ地域の宿泊施設を利用することを心がけてほしい。鳳来湖キャンプ場、愛知県民の森キャンプ場などが利用可能。林道や駐車スペースなど不適切な場所での幕営は禁止。また、入浴は湯谷温泉「ゆーゆーアリーナ」が利用できる。 | ||
その他 |
[利用上の注意] 入山に際して、地元の新城市河合地区から固く言い渡されていることは、以下4点。また、あらためて、ご協力をお願いする。 (1)駐車において迷惑をかけない (2)火事は絶対に出さない(焚火は厳禁) (3)マナー(特に用便、残置物) (4)事故を起こさない |
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公衆トイレ | 岩場にトイレはありません。事前に済ませ、携帯トイレを持参。やむを得ない場合でも、使用した紙は必ず持ち帰り、大便もできるだけ持ち帰りが原則。持ち帰れない場合は(非常処置として)、なるべく沢筋から離れた場所(50m以上)に穴を深く掘って(15cm以上)埋める。 | ||
掲載書籍 | 東海・関西 |