秋田駒ヶ岳砂防ダムにボルダリングルート完成

文=東秀磯

秋田県仙北市にある秋田駒ヶ岳の中腹に砂防ダムが建設され、その堤体にクライミングコースが設置された。

この砂防ダムは国土交通省の管轄であり、火山の火砕流を止めることを主な建設目的としているが、国内では大規模砂防堰堤にクライミングホールドが取り付けられるのは初の試みである。

ルートは長さ30mのトラバースコースで、10mごとに初級・中級・上級エリアと徐々に難しくなっている。ホールドは耐久性と自然景観への配慮から「自然石製ホールド」が採用された。

ルートは木村伸介・戸嶋甲悦・東秀磯によって設置されていて、2022年5月21日にオープニングイベントが実施された。当日は2020ボルダリングユース日本選手権3位の佐藤凜選手(秋田県)がデモを行ない、約80名の市民がボルダリング体験を楽しんだ。

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