- ニュースカテゴリ
- ルート
- ボルダリング
- コンペ
世界ユース選手権、安楽宙斗=金メダル、抜井美緒=銅メダル、川又玲瑛=銀メダル
世界ユースリードで、金メダルを獲得した安楽宙斗(写真はユース日本選手権)
文=北山 真
ロシア・ヴォロネジで、2021年8月21日~31日の日程で開催されているユース世界選手権。23日にはリードのユースB男女の、ボルダリングは男子ジュニア、ユースAの、それぞれセミファイナルが行われた。
まずは、昨年のユース日本選手権でボルダー、リードともに優勝した注目の安楽宙斗(14)が、リード男子ユースBで見事完登し1位タイ通過、女子ユースBでは抜井美緒(15)も6位でファイナルに進んだ。
ボルダリング男子ジュニアでは百合草碧皇(18)が見事1位通過、川又玲瑛(18)が2位で続いた。ユースAの上村悠樹(17)は予選3位であったが残念ながら9位と順位を下げ、ファイナル通過はならなかった。
24日にはそれぞれのファイナルが行われた。女子ユースBリードでは抜井がいきなり最上部に達する。その後抜井の暫定1位が続いたが、7番手のフランスの選手がこの高度を超え、最後に登場したアメリカのアナスタシ・サンダースが完登し、抜井は3位となった。アナスタシアはセミファイナルもただ一人完登、今後が注目される。
男子ユースBリード。かなり難しいルートが設定され、なかなか最上部に達する選手はいない。そして安楽が最後に登場。淡々とした登りでどんどん高度を上げる。完登こそならなかったが最高到達点をマーク。みごと金メダルを手にした。
男子ジュニアボルダリングでは、川又が3完登で2位、セミファイナル1位だった百合草は2完登で残念ながら4位となった。優勝はただ一人4完登したイギリスのミッシュ・マッカーサーだった。