[予選速報]IFSCリードワールドカップ 第2戦 ヴィラール

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6位でセミファイナルを通過 是永敬一郎

第1戦シャモニー大会から息つく間もなく、スイスの高原別荘地、ヴィラールでリードワールドカップ第2戦が開催されている。

海抜1000mのヴィラールは夜になると気温は一桁になり、昼間でも20℃ほどにしかならない。まさに避暑地である。そのためホテル代などが高く、多くのナショナルチームから不満の声が聞こえた。

クライミングウォールは15mと短いが幅が10mあるので、日本の国体壁のように面積の狭さは感じられない。傾斜も絶妙でとてもルートセットがしやすい壁に感じた。

予選は9時からスタートした。日は差してはいるが、気温が上がっておらず、多くの選手が手の感覚がなくなってしまうと言っていた。

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予選8位通過 中野稔

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予選一位で通過ドメン・スコフィック

そんな中、シャモニーで惜しくも9位でフィニッシュした是永敬一郎が一本目のルート2で3位の高度まで達した。二本目のルート1は手堅く10位、総合6位でセミファイナルに駒を進めた。島谷尚季、中野稔は7位8位と続いている。ドメン・スコフィック(SLO)、ゴーティエ・シュペール(FRA)が同率で1位通過。

女子ではシャモニーで実力がふるわなかった大田理裟だが、上手く気持ちを切り替えることができ、本人は不満そうではあったがルート1ルート2共に8位、総合6位でセミファイナルに進んだ。シャモニーで5位の小林由佳は一本目の動きが硬く、37位。二本目は他の選手がクリップで手こずる場面でクリップをスキップするベテランならではの判断で5位、総合14位で予選を通過した。1位となったのは、ヤーニャ・ガーンブレット(SLO)。ここでも圧倒的なクライミングを見せた。

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シャモニー大会から挽回 大田理裟

準決勝は明日の現地時間10時スタートなので、最初の選手ほど低い気温で登らなければならず、辛い展開になり、後半の選手ほど登りやすくなることが考えられる。選手全員のイコールコンディションがクライミングコンペでの原則となるのだが、屋外での開催ゆえに仕方がないのだろう。

文・写真=小澤信太

大会スケジュール

[2016年 7月 15日 金曜]
9:00 – 16:00 男女予選

[2016年 7月 16日 土曜]
10:00 – 12:30 男女準決勝 (LIVE予定)
20:00 – 男子決勝 (LIVE予定)
21:00 – 女子決勝 (LIVE予定)
22:00 – 表彰式 (LIVE予定)

*スイス ヴィラールの方が、7時間進んでいます。(サマータイム中)
7月15日(金) 09:00[スイス]= 7月15日(金) 16:00[日本]
7月16日(土) 10:00[スイス]= 7月16日(土) 17:00[日本]
7月16日(土) 20:00[スイス]= 7月17日(日) 03:00[日本]
7月16日(土) 21:00[スイス]= 7月17日(日) 04:00[日本]

ライブ放送はIFSCのウェブサイトから。
*ライブ映像は放送時間帯が乱れることがありますのでご注意ください。
*上記HPからライブ映像にたどりつけない場合は「IFSC」と「LIVE」で検索するとヒットします。


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