ボルダリングはルートクライミングより高さが低く、手軽に始められます。まずはボルダリングの基本的なルールを知っておきましょう。
課題のグレード(難易度)
壁には、初級から上級までいろいろな難易度の課題(ルート)が設定されています。PUMPでは写真のように12段階に分かれていて、級の色が壁のテープの色と対応しています。
初めはいちばんやさしい紫色(10、9級)から挑戦し、それが登れたら次のピンク(8級)、というように、徐々にレベルアップしていきましょう。
このジムの場合、初めての男性だと、登れてもだいたい7、6級、女性は8、7級くらいだそうですよ。難易度は大抵、壁のわかりやすいところに張られていますが、表示方法はジムによってかなり違います。わからない場合はスタッフに聞きましょう。
完登のルール
いちばんやさしい課題・紫色(10、9級)を登ってみましょう。手は、紫色の同じ形をしたテープが張ってあるホールドだけを使って登っていきます。PUMPの場合、やさしい課題は「足自由」で設定されていて、足はどのホールドに置いてもOK。

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テープに「S」と書いてあるホールドがスタート。このホールドに両手を掛け、置きやすいホールドに足を乗せます。
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地面から足が完全に離れた姿勢でスタート。次のホールドに手を掛け登っていきます。
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足位置を上げながら、また次のホールドに手を伸ばして……。
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この大きなホールドは、どこに手を掛けてもOK。
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「G」と書いてあるホールドがゴール。このホールドを両手で保持できたら「完登」です!思ったよりカンタンでしょ!
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「完登」したら安全な高さまで、ホールドをつかみながらゆっくり降ります。降りるときはどのホールドを使ってもOK。慣れてきたら、安全な高さからマットの上に飛び降りてもOKです。
ボルダリングをするときのNG!
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マットの上に座らない

マットの上に座り込んで、登っている人を見たり、おしゃべりしたりするのは危険。いつ人が落ちてくるかわかりません。マットの上で休憩するのはNGです。
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同時に同じ壁に登らない

ひとつの壁に取り付くのはひとりだけ。写真のような状態で上の人が落ちたら、とても危険です。スタート地点が離れていても、途中でルートが交差する場合も。ほかのクライマーに接近・接触しないよう、登る前にほかのクライマーやルートをよく確認してからスタートしましょう。
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着地に注意

飛び降りるときは、マットの内側に足が着地するように。マットとマットの間、マットと壁の間に足が入ってしまうと、捻挫や骨折をする危険があります。
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ボルトの穴に指を入れない

ホールドを固定するボルトの穴に指を入れないように。もし、この状態で足が滑ったら、骨折、ひどい場合は指を切断してしまう恐れがあります。
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