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ピオレドールの最終候補が決定
2013年3月15日
一年間で最もすぐれたアルパインクライミングの記録に対して送られる賞、ピオレドール 2013 の最終候補が、72 の記録から6つの記録が最終候補として決定した。最終候補の6つの山行は以下。
オーガ南壁
アメリカのヘイドゥン・ケネディとカイル・デンプスターによる、オーガ南壁新ルートからの登頂。K7東壁の新ルート開拓から立て続けの成果だった。
マゼノリッジ完全縦走
イギリスのサンディ・アランとリック・アレンが、ナンガ・パルバット(8126m) の支稜としては最長となる、15km近いマゼノリッジを、アルパインスタイルで2週間をかけて初登した。
ムスターグタワー
ロシアの3人チームが、パキスタン・カラコルムにある難峰・ムスターグタワー(7284m) に、標高差が 2000mある北東壁の新ルートから12日間をかけて登頂した。
カメット
フランスの陸軍高山会のメンバー4人が、5日間をかけて、カメット南西壁(7756m) にアルパインスタイルで新ルートから登頂した。
シバ
イギリスのミック・ファウラーとポール・ラムズデンが、インドにあるシヴァ(6142m) に、未登だった北東ピラーから登頂した。
キャシャール
花谷泰広、馬目弘仁、青木達哉が、ネパールにあるキャシャール(6770m) 南ピラーからの初登攀に成功した。
そして4月3日から6日にかけて、フランスのシャモニとイタリアのクールマイユールで開催される審査会で受賞記録が決定される。
今年の審査員には横山勝丘が含まれており、キャシャールのメンバーである馬目弘仁、花谷泰広と共に現地の審査会に参加予定である。